「神木、“夫婦像”にウマれ変わる 伏見の田中神社 競馬ファン参拝」という今日の記事より。(引用記事の一部は、下部に掲載)
神社の御神木が馬にウマれ変わったという、ダジャレのような今日のニュースだが、実際に写真を見てみるとなかなか立派な馬にまさしくウマれ変わっていた。
この馬については、4年ほど前に移転工事の際に御神木が伐採されたのだが、廃棄予定だったその御神木を譲り受けた人の弟さんがコツコツと作りあげられたものだとのこと。
近所には京都競馬場があり、競馬ファンが必勝を期してお参りに訪れるそうだが、競馬ファンにとって新しい有名スポットになるかもしれない。
移転工事とは言え、樹齢200年の御神木を伐採することについては、どうなのかと思ったのだが、どういう形であれ再び人に親しまれる形となって現われることについては、良いことではないのかなあと思った今日の記事だった。
[ニュース記事の一部]
京都市伏見区横大路の田中神社の拝殿前に、境内の改修工事で伐採した大木を使い、氏子の男性が作った馬の木像2体が置かれ、近くの住民らの話題になっている。仕事の合間を縫い、木の形を極力生かして前脚を上げた雄馬と足を地に着けた雌馬に仕立てた。神社は京都競馬場に近く、ご利益を願うファンも参拝に訪れているという。
同神社では、4年ほど前、境内にある「北向虫八幡宮」の社殿の修復移転に伴い、樹齢200年以上とされるアカムクの大木を切った。廃棄処分される予定だったが、同神社奉賛会会長の松川勇さん(70)=同区下鳥羽=が「何かの役に立つはず」と、材木業を営む弟に協力を依頼し、しばらく保管していた。
神社一帯はかつて農地が広がり、馬との縁が深い地域だったうえ、京都競馬場まで約3キロと近く、松川さんは会社経営のかたわら、暇を見つけて木馬の製作を始めた。
趣味の模型づくりの技術を生かし、幹の部分をのこぎりで荒取りした後、「自分の頭の中で絵を考えながら」、のみで細かく削り、形を整えた。雄馬、雌馬ともそれぞれ半年がかりで仕上げた。
同神社によると、木像の作者を尋ねる市民や、競馬開催日に手を合わせていくファンもいるという。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000034-kyt-l26